ツール・ド・フランスは毎年7月にフランスとその周辺国で行われる自転車ロードレースの大会で、「フランス一周」という意味があります。
1903年に当時のフランスのスポーツ新聞社「ロト(現在はレキップ紙)」が、自社の新聞の宣伝のために始めました。イタリアとスペインに並ぶ世界三大自転車レースの中で、最古の大会です。
レースの開始日や総走行距離は毎年変わりますが「日程は23日以内で内2日間を休息日に充てること、総走行距離は3500km以内であること」と定められています。
そしてコースも毎年変わっており、フランスを中心にイギリス、イタリア、スペイン、ベルギー、モナコなど周辺国が舞台になることもあります。
一日のレースをステージと呼びますが、内容はフラット(平地)、丘陵、山岳地帯、そして個人タイムトライアルと多岐にわたっています。全ステージの中で最も難易度の高いステージは「クイーンステージ」と呼ばれています。
ステージごとに各種賞があり、個人の総合成績によって翌日のステージで着用する色付きのリーダージャージやゼッケンが決まっています。特に「マイヨ・ジョーヌ」と呼ばれる黄色いジャージは総合1位の選手に贈られるとても名誉なものです。
かつては個人での参加が認められましたが、現在は8人のチーム制です。これは1929年にマイヨ・ジョーヌを着たままレース途中で棄権した選手が出たことにより、翌1930年から制定されました。
一日の流れとして、選手は9時に起きて朝食を取り会場へ向かいます。レースは大体12時過ぎから始まり17時過ぎに終わりますが、これはテレビ中継の都合で決められます。
選手たちは5時間ずっと走り続けたので、レースが終わった後すぐに回復食と呼ばれる食事をします。その時にお腹がいっぱいになるまで大量に食べますが、その後宿泊先でも夕食を取ります。
翌日のレースのために22時頃に寝ることで10時間以上の睡眠を取るのですが、それでも足りないのだそうです。

